はじめに
Terraformのインフラストラクチャを可視化するツールPluralithのセットアップを、roo-clineのサポートを受けながら行ってみました。公式サイトの手順だけでは発生するエラーへの対応も含めて、実際のセットアップ過程を共有します。
生成画像
AMATERASU/spellbook/base-infrastructure at develop · Sunwood-ai-labs/AMATERASU
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公式手順の概要
Pluralithの公式サイトでは、以下の手順が案内されています:
-
CLIのダウンロードとインストール
- バイナリをダウンロード
- パスを通す
- 実行権限を付与
-
ログイン設定
pluralith login --api-key $PLURALITH_API_KEY
-
ダイアグラム生成
pluralith graph
実際のセットアップと発生したエラー
ダウンロードしたバイナリを以下のパスに配置しました:
/home/maki/prj/AMATERASU/pluralith_cli_graphing_linux_amd64_0.2.1
しかし、pluralith graph
コマンドを実行すると以下のエラーが発生:
generating diagram failed -> GenerateGraph: running CLI command failed ->
GenerateDiagram: fork/exec /home/maki/Pluralith/bin/pluralith-cli-graphing: no such file or directory
roo-clineによる自動化対応
1. エラー分析とソリューション提案
roo-clineは以下の問題を特定しました:
- バイナリの配置パスが不適切
- 期待されるパス:
/home/maki/Pluralith/bin/pluralith-cli-graphing
- 実際のパス:
/home/maki/prj/AMATERASU/pluralith_cli_graphing_linux_amd64_0.2.1
2. 自動実行されたコマンド
# ディレクトリ作成、ファイル移動、権限付与を一括実行
mkdir -p ~/Pluralith/bin && \
cp pluralith_cli_graphing_linux_amd64_0.2.1 ~/Pluralith/bin/pluralith-cli-graphing && \
chmod +x ~/Pluralith/bin/pluralith-cli-graphing
3. 動作確認
cd spellbook/base-infrastructure && pluralith graph
セットアップ完了と確認
roo-clineの支援により、以下の項目が正常に完了:
✅ 認証成功
✅ ローカルプラン生成
✅ ダイアグラム生成
✅ Pluralithダッシュボードへのアップロード
生成されたダイアグラムは以下のURLで確認可能:
https://github.com/Sunwood-ai-labs/AMATERASU/tree/develop/spellbook/base-infrastructure
まとめ
公式ドキュメントだけでは対応が難しいエラーも、roo-clineのサポートにより効率的に解決できました。具体的には:
- バイナリの適切な配置
- 実行権限の付与
- 正しいディレクトリ構造の作成
が自動的に実行され、スムーズなセットアップが完了しました。
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