Fitbit APIを使用すると、自分のアプリケーションからFitbitのユーザーデータにアクセスできるようになります。この記事では、初心者向けにFitbit APIの登録方法を詳しく解説します。
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Fitbit開発者アカウントの作成
まず最初に、Fitbit開発者アカウントを作成する必要があります。以下の手順に従ってアカウントを作成しましょう。
- https://accounts.fitbit.com/signupにアクセスし、fitbit.comアカウントにサインアップします。
- メールアドレスを入力し、認証プロセスを完了させます。
- メールアドレスが認証されたら、https://dev.fitbit.com/appsにアクセスして新しいアプリケーションを登録できるようになります。
アプリケーションの登録
Fitbit Web APIを呼び出すには、事前に開発者アカウント内でアプリケーションを登録する必要があります。登録したアプリケーションにはクライアントIDとシークレットが提供されます。これらのクライアント認証情報は、ユーザー認証の際にアプリケーションで参照される必要があります。
アプリケーションをFitbitに登録する手順:
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右上の「Register a new application」リンクをクリックします。
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以下の項目を入力します。
- Application Name (必須): アプリケーションの名前
- Description (必須): アプリケーションの概要
- Application Website (必須): アプリケーションのWebサイトまたはダウンロードページのURL
- Organization (必須): 会社または組織の名前
- Organization Website (必須): 会社または組織のWebサイトのURL
- Terms of Service URL (必須): このアプリケーションに関連する利用規約のURL
- Privacy Policy URL (必須): このアプリケーションに関連するプライバシーポリシーのURL
- OAuth 2.0 Application Type (必須): Server、Client、Personalから選択
- Callback URL (必須): ユーザーをアプリケーションにリダイレクトするURL
- Default Access Type (必須): Read-only (読み取り専用)またはRead & Write (読み書き可能)を選択
※すべてのURLはhttpsを使用する必要があります。
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「Add a Subscriber」は任意ですが、ユーザーデータの更新に関するWebhookやpush通知を受け取りたい場合は必須です。
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必要事項をすべて入力したら、フォームを送信してアプリケーションの登録を完了します。
アプリケーション設定
登録したアプリケーションはhttps://dev.fitbit.com/appsの開発者アカウント下に表示されます。アプリケーションを選択すると、アプリケーション設定の概要が表示されます。
重要: クライアントシークレットをアプリストアからダウンロードされるアプリなどの配布コードや、クライアントサイドのJavaScriptに含めないでください。また、クライアントシークレットを社外の人に提供したり、公開フォーラムに投稿したりしないでください。トラブルシューティングのためにFitbitの従業員がこの情報を求める場合がありますが、その際は非公開で送信し、通常はクライアントシークレットの最初の10文字のみを求められます。
アクセスタイプ設定
アプリケーションは、読み取り専用または読み書き可能のいずれかの方式で動作します。これはアプリケーションレベルの設定であり、すべてのスコープに適用されます。https://dev.fitbit.com/appsのアプリケーション設定で設定します。
Fitbitにデータを送信する場合のみ、「Read & Write」アクセスを設定してください。
警告: アクセスタイプ設定を変更すると、既存のすべてのアクセストークンがすぐに無効になります。
まとめ
この記事では、Fitbit APIを使用するための登録方法について詳しく解説しました。ポイントをまとめると以下の通りです。
- Fitbit開発者アカウントを作成する
- 開発者アカウント内でアプリケーションを登録する
- 登録の際に各種設定項目を入力する
- クライアントシークレットは厳重に管理する
- アクセスタイプを適切に設定する
以上の手順を踏むことで、Fitbit APIを使用する準備が整います。アプリケーションの開発を始める際は、ぜひこの記事を参考にしてください。
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