VS Code Continue と Gemini(gemini-openai-proxy) を使った無料AIエディタ

開発者の間で、コーディング作業にChatGPTなどのAIを活用する動きが加速しています。しかし、これまではAIからの回答をコードベースに組み込むために、多くのコピーアンドペーストや編集作業が必要とされ、手間がかかっていました。そこで、VS Code ContinueとGemini(gemini-openai-proxy)の組み合わせが注目されています。この記事では、これらのツールを使った無料のAIエディタについて、具体的に解説していきます。

Gemini-OpenAI-Proxyとは？
VS Code Continueの魅力
1. 主な機能:
クイックスタート
設定
軽く動かしてみた
1. 関連

Gemini-OpenAI-Proxyとは？

Gemini-OpenAI-Proxy は、OpenAI APIプロトコルをGoogle Gemini Proプロトコルに変換するプロキシです。これにより、Gemini Proプロトコルを使用するアプリケーションに、OpenAIが提供する機能をシームレスに統合することが可能になります。開発者は、このプロキシを利用することで、AIの力を借りてより効率的な開発を行うことができます。

やり方はこちら

ワンパンでOpenAI APIをGemini Proにつなぐ【Gemini-OpenAI-Proxy】

Gemini-OpenAI-Proxyは、OpenAI APIプロトコルをGoogle Gemini Proプロトコルに変換するためのプロキシです。これにより、Gemini Proプロトコルを使用するアプリケーションにOpenAIが提供する...

VS Code Continueの魅力

VS Code Continue は、VS CodeとJetBrains用のオープンソースの自動補完ツールです。コーディングをする際に任意のLLM（大規模言語モデル）をIDE内で直接活用できるようにすることで、開発者の作業効率を大幅に向上させます。

Continue

主な機能:

コード生成 : 自然言語での指示によるボイラープレートコードの生成（cmd/ctrl + shift + L）
コードリファクタリング : コードをハイライトし、リファクタリングの方法を記述することで、エディター内で直接変更を反映
コードベースの質問 : コードベースに関する高レベルの質問に自動で関連ファイルを見つけて回答
ユニットテストの自動生成 : 任意の関数やクラスに対するユニットテストの迅速な生成
エディター内での即時回答 : エディターを離れることなく迅速な質問と回答
LLMとのコミュニケーション : '@'をタイプすることで、多数の異なる情報源を参照

クイックスタート

VS CodeでのContinueの利用開始方法は非常にシンプルです。Visual Studio MarketplaceでContinue拡張機能に「インストール」をクリックし、VS Code内で再度「インストール」をクリックします。

これで、左サイドバーにContinueロゴが表示され、クリックするとContinue拡張機能が開きます。ファイルエクスプローラーを開いたままContinueを使用できるように、ContinueをVS Codeの右サイドバーに移動することをお勧めします。

⚡️ Quickstart | Continue

Getting started with Continue

設定

ContinueとGemini-openai-proxyを統合するための設定は、C:\Users\あなたのユーザー名\.continue\config.jsonに保存されます。以下のように設定ファイルを編集することで、Gemini-openai-proxyを介してOpenAIの機能をVS Code内で直接利用することが可能になります。


{
  "models": [

    ...

    {
      "title": "Gemini-openai-proxy",
      "provider": "openai",
      "model": "gpt-3.5-turbo",
      "apiKey": "XXXXXXX",
      "apiBase": "http://localhost:8080/v1"
    }
  ],

  ...

}