はじめに
Agency Swarmのジェネシスエージェンシー機能を使えば、自然言語での指示だけでWebサイト制作用のAIエージェンシーを簡単に構築できます。本記事では、実際のセットアップから具体的なエージェント構成まで、詳しく解説します。
AIエージェントフレームワーク「Agency Swarm」で遊んでみる!!!①
エージェントフレームワークがエージェントの定義を提案してくれた!!
この機能は初めてかも!!! https://t.co/1eNVwHwbT8 pic.twitter.com/YsMSsFI3wo— Maki@Sunwood AI Labs. (@hAru_mAki_ch) February 9, 2025
Genesis Agencyによるエージェンシー作成手順
1. 基本セットアップ
from agency_swarm.agency.genesis import GenesisAgency
agency = GenesisAgency(with_browsing=False)
demo = agency.demo_gradio(height=900)
2. エージェンシー要件の入力
以下の構成でWebサイト制作を行うエージェンシーを作成してください:
- プロジェクトマネージャー(クライアントとの窓口)
- フロントエンドデベロッパー
- バックエンドデベロッパー
- UIデザイナー
GitHubのAPIとの連携も必要です。
生成されるWebDevAgencyの構成
ミッションと目標
WebDevAgencyは、クライアントのニーズに応える高品質なWebサイトを制作することを目指します。プロジェクトマネージャーを中心に、各専門エージェントが効率的に連携してプロジェクトを進行します。
エージェンシー構造
agency = Agency([
pm, # プロジェクトマネージャーがユーザーとの窓口
[pm, frontend], # PMとフロントエンド開発者の連携
[pm, backend], # PMとバックエンド開発者の連携
[pm, designer], # PMとUIデザイナーの連携
[frontend, backend], # フロントエンドとバックエンドの連携
[frontend, designer], # フロントエンドとデザイナーの連携
])
エージェントの役割と使用ツール
1. プロジェクトマネージャー(PM)
- 役割 : クライアントとのコミュニケーション、プロジェクト進行管理
- ツール : GitHub API(プロジェクトのリポジトリ管理)
- 特徴 : チーム全体のハブとして機能
2. フロントエンドデベロッパー
- 役割 : ユーザーインターフェースの実装
- ツール : GitHub API(プルリクエスト、ブランチ管理)
- 連携 : バックエンド開発者、UIデザイナーと直接連携
3. バックエンドデベロッパー
- 役割 : サーバーサイドの機能実装
- ツール : GitHub API(プルリクエスト、ブランチ管理)
- 連携 : フロントエンド開発者との密接な協力
4. UIデザイナー
- 役割 : デザインの作成とプロトタイピング
- ツール : GitHub API(デザインファイルの管理)
- 連携 : フロントエンド開発者と直接連携
特徴的な連携フロー
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柔軟なPM制
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PMを介さない直接的な連携も可能
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状況に応じた効率的なコミュニケーション
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効率的な開発フロー
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フロントエンドとバックエンドの直接連携
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開発スピードの向上
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デザイン実装の最適化
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デザイナーとフロントエンド開発者の直接連携
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デザインの正確な実装を実現
まとめ
Genesis Agencyを活用することで、複雑なWebサイト制作エージェンシーを簡単に構築できます。この構成により、効率的な開発プロセスと円滑なコミュニケーションが実現でき、GitHubとの連携でコード管理やバージョン管理も適切に行えます。さらに、必要に応じてQAエンジニアやセキュリティスペシャリストなども追加可能な柔軟な構成となっています。
リポジトリ
GitHub - VRSEN/agency-swarm: The only reliable agent framework built on top of the latest OpenAI Assistants API.
The only reliable agent framework built on top of the latest OpenAI Assistants API. - VRSEN/agency-swarm
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