こんにちは。今回は、Docker環境でLiteLLMのcreate_views.py
スクリプトを実行する方法をご紹介します。この手順は、LiteLLMのデータベースビューを正しく設定するために重要です。
なぜcreate_views.pyの実行が必要なのか?
LiteLLMのUsageダッシュボードで「relation "MonthlyGlobalSpend" does not exist」というエラーが表示される場合、create_views.py
スクリプトの実行が必要です。このスクリプトは、必要なデータベースビューを作成し、Usageダッシュボードのデータを正しく表示するために不可欠です。
手順
以下の手順で、Docker環境内のcreate_views.py
スクリプトを実行できます:
-
Dockerコマンドの権限取得 まず、sudoを使用してDockerコマンドを実行する権限を取得します。
-
実行中のコンテナの確認
sudo docker-compose ps
このコマンドで、現在実行中のコンテナを確認します。 -
litellmサービスのコンテナにアクセス
sudo docker-compose exec litellm /bin/bash
litellmサービスのコンテナ内でbashシェルを起動します。 -
スクリプトの実行
python db_scripts/create_views.py
コンテナ内でcreate_views.py
スクリプトを実行します。 -
コンテナからの退出
exit
スクリプトの実行が完了したら、exitコマンドでコンテナから抜けます。 -
コンテナの状態確認
sudo docker-compose ps
必要に応じて、再度コンテナの状態を確認します。
実行結果
この方法でcreate_views.py
スクリプトを実行すると、必要なデータベースビューが正しく作成されます。スクリプトの実行中には、いくつかの警告メッセージが表示されることがありますが、これらは無視して構いません。
トラブルシューティング
もし上記の手順でエラーが発生した場合は、以下の点を確認してください:
- Dockerデーモンが実行中であることを確認する
- docker-compose.ymlファイルが正しく設定されていることを確認する
- ネットワーク接続に問題がないことを確認する
まとめ
本記事では、Docker環境でLiteLLMのcreate_views.py
スクリプトを実行する方法を詳しく解説しました。この手順を正しく実行することで、LiteLLMのUsageダッシュボードが正常に機能するようになります。
LiteLLMの運用やDocker環境の管理について、さらに詳しい情報が必要な場合は、公式ドキュメントを参照するか、コミュニティフォーラムで質問してみてください。
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