インストール方法
Praison AIは以下の方法で簡単にインストールできます:
pip install praisonai
特定の機能を使用する場合は、以下のようにインストールします:
- UI機能を使用する場合: 
pip install "praisonai[ui]" - チャット機能を使用する場合: 
pip install "praisonai[chat]" - リアルタイム機能を使用する場合: 
pip install "praisonai[realtime]" 
基本的な使い方
UIモードの起動
🧵オープンソースAIエージェントフレームワーク「PraisonAI」を使って、映画制作エージェントをやってみた!!!
なんか色々と動いているが。。。これはマジでタスク管理や進捗管理が必要。。。 https://t.co/cppVf9vUyf pic.twitter.com/2yV714gHnZ— Maki@Sunwood AI Labs. (@hAru_mAki_ch) January 5, 2025
Praison AIのウェブインターフェースを起動するには:
praisonai ui
デフォルトでポート8082で起動します。
チャットモードの起動
チャットインターフェースを使用する場合:
praisonai chat
エージェントの設定
Praison AIはagents.yamlファイルを使用してエージェントを設定できます。以下に具体的な例を示します。
映画制作エージェントの例
framework: praisonai
process: sequential
topic: 火星に住む猫の映画脚本作成
roles:
  researcher:
    backstory: 科学と動物行動学の専門知識を持つ研究者
    goal: 火星環境と猫の生態について詳細な情報を収集する
    role: Researcher
    min_reflect: 1
    max_reflect: 2
    tasks:
      research_task:
        description: |
          - 火星の環境(大気、気温、重力など)について調査
          - 猫の生理学的特徴と行動パターンの研究
          - 宇宙での生物の生存に関する既存の研究データの収集
        expected_output: 火星環境と猫の生態に関する詳細なレポート
    tools:
      - search_tool
      - wikipedia_tool
  story_designer:
    backstory: 創造的なストーリーテリングのエキスパート
    goal: 科学的な正確さと面白さを兼ね備えたストーリーを作成
    role: Story Designer
    tasks:
      story_development:
        description: |
          - 研究データを基にしたユニークなストーリーラインの作成
          - 主人公の猫のキャラクター設定
          - 火星での冒険要素の構築
        expected_output: |
          - 物語の概要
          - キャラクター設定
          - プロットの展開
    tools:
      - text_generation_tool
  scriptwriter:
    backstory: 映画脚本の執筆経験が豊富な脚本家
    goal: 魅力的な映画脚本を作成する
    role: Scriptwriter
    tasks:
      script_creation:
        description: |
          - ストーリーを映画脚本形式に変換
          - 効果的なダイアログの作成
          - シーンの詳細な描写
        expected_output: 完成した映画脚本(シーン、ダイアログ、ト書きを含む)
    tools:
      - writing_assistant_tool
dependencies:
  - story_designer: [researcher]  # ストーリー作成は研究結果に依存
  - scriptwriter: [story_designer]  # 脚本執筆はストーリー設計に依存
エージェント設定の要素説明
- 
基本設定
framework: 使用するフレームワーク(praisonai)process: 処理の順序(sequential: 順次実行)topic: プロジェクトのテーマ
 - 
各役割(role)の設定
backstory: エージェントの背景設定goal: 達成すべき目標min_reflect/max_reflect: 振り返りの回数設定tasks: 具体的なタスク内容tools: 使用するツール
 - 
タスク(task)の設定
description: タスクの詳細な説明expected_output: 期待される成果物
 - 
依存関係(dependencies)
- 各エージェントの作業順序を定義
 - 例:脚本家は物語作家の成果物に基づいて作業を行う
 
 
対応しているモデル
Praison AIは以下の主要なAIモデルに対応しています:
- OpenAI
 - Groq
 - Google Gemini
 - Anthropic Claude
 - Cohere
 - Mistral
 - Ollama
など 
利用可能なツール
Praison AIには以下のような便利なツールが組み込まれています:
- DuckDuckGo検索
 - Wikipedia検索
 - YouTube情報取得
 - Reddit情報取得
 - ウェブクローリング
 - Google Calendar連携
 
Dockerでの実行
Docker環境でPraison AIを実行する場合は、提供されているDocker Composeファイルを使用できます:
🧵オープンソースAIエージェントフレームワーク「PraisonAI」を使って、映画制作エージェントをやってみた②
Dockerでも無事に起動できた!!! https://t.co/lBqaE34IZs pic.twitter.com/y1MP4zUWw0— Maki@Sunwood AI Labs. (@hAru_mAki_ch) January 5, 2025
docker-compose up
これにより、必要な環境変数を設定した状態でUIが起動します。
応用例
簡単なPythonスクリプトでPraison AIを使用する例:
from praisonai import PraisonAI
# エージェントファイルを指定して初期化
praisonai = PraisonAI(agent_file="agents.yaml")
# 実行
result = praisonai.run()
まとめ
Praison AIは柔軟で強力なAIフレームワークで、様々なユースケースに対応できます。UIモード、チャットモード、APIモードなど、用途に応じて適切な使用方法を選択できます。また、様々なAIモデルやツールに対応しているため、プロジェクトのニーズに合わせて最適な構成を選択できます。
  
  
  
  

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