Ollamaで始めるGoogle Gemma 2~高性能言語モデルの実践ガイド~《LangChain・LlamaIndex》

AI・機械学習

はじめに

Google Gemma 2は、最新の高性能な言語モデルです。本記事では、Gemma 2の特徴と、Ollamaを使用した実行方法、さらにLangChainやLlamaIndexなどの人気ツールとの統合方法について詳しく解説します。

Google Gemma 2の概要

Google Gemma 2は、現在2つのサイズで提供されています:

  1. 9Bパラメータモデル
  2. 27Bパラメータモデル

これらのモデルは、クラスをリードする性能と効率性を実現するために設計された新しいアーキテクチャを採用しています。特に27Bパラメータモデルは、その2倍以上のサイズのモデルを上回る性能をベンチマークで示しており、オープンモデル分野で新たな基準を打ち立てています。

Ollamaを使用したGemma 2の実行

Gemma 2は、Ollamaを使用して簡単に実行できます。以下のコマンドを使用して、それぞれのモデルを実行できます:

# 9Bパラメータモデルの実行
ollama run gemma2

# 27Bパラメータモデルの実行
ollama run gemma2:27b

LangChainを使用したGemma 2の利用

LangChainは、大規模言語モデル(LLM)を使用したアプリケーション開発をサポートする人気のフレームワークです。以下のコードを使用して、LangChainでGemma 2を利用できます:

# LangChainのOllamaモジュールをインポート
from langchain_community.llms import Ollama

# Gemma 2モデルを指定してOllamaオブジェクトを初期化
llm = Ollama(model="gemma2")

# モデルを使用して質問に回答
response = llm.invoke("なぜ空は青いのですか?")

# 回答を表示
print(response)
空が青いのは、太陽光が地球の大気中にある窒素や酸素などの分子と相互作用するためです。

太陽光は、虹のように様々な色を含んでいます。これらの色は波長が異なり、青色と紫色の波長は最も短いです。

大気中の分子は、太陽光の波長が短い色をより多く散乱させます。この現象を「レイリー散乱」と呼びます。

そのため、太陽光が地球の大気を通過する際に、青色の光が最も多く散乱され、空全体に広がります。

これが、空が青い理由です。

**補足:**

* 夕暮れ時や夜明け時は、太陽光が地球の大気を通過する距離が長くなるため、青色の光は散乱されにくくなり、赤い色の光が目立ちやすくなります。
* 雲は、水滴や氷の結晶でできており、これらの粒子が太陽光を散乱させるため、白く見えます。

このコードでは、以下の手順を実行しています:

  1. LangChainのOllamaモジュールをインポートします。
  2. Gemma 2モデルを指定してOllamaオブジェクトを初期化します。
  3. invokeメソッドを使用して、モデルに質問を投げかけます。
  4. モデルからの回答を表示します。

LlamaIndexを使用したGemma 2の利用

LlamaIndexは、大規模言語モデルを使用してデータとのインタラクションを容易にするフレームワークです。LlamaIndexを使用するためには、まず必要なパッケージをインストールする必要があります。以下のコマンドを実行してください:

# LlamaIndexとOllamaサポートのインストール
pip install llama-index-llms-ollama
pip install llama-index

これらのパッケージをインストールした後、以下のコードを使用してLlamaIndexでGemma 2を利用できます:

# LlamaIndexのOllamaモジュールをインポート
from llama_index.llms.ollama import Ollama

# Gemma 2モデルを指定してOllamaオブジェクトを初期化
llm = Ollama(model="gemma2")

# モデルを使用して文章を生成
response = llm.complete("なぜ空は青いのですか?")

# 生成された文章を表示
print(response)
空が青いのは、太陽光が地球の大気中を進むときに起こる現象、**レイリー散乱** 때문です。

太陽光は、虹のように様々な色を含む白色光です。この光が地球の大気に入ると、空気中の窒素や酸素などの分子にぶつかり、散乱されます。

青い光は波長が短いため、赤い光よりも大きく散乱されます。そのため、空を見上げると、散乱された青い光が目に入り、空が青く見えるのです。

夕焼けが赤いのは、太陽光が地球の大気をより長く通らなければならないため、青い光がほとんど散乱されてしまい、波長の長い赤い光が目立つようになるからです。

簡単に言うと、

* **太陽光は様々な色を含む**
* **青い光は空気中の分子に一番多く散乱される**
* **散乱された青い光が目に入るから空は青く見える**

このコードでは、以下の手順を実行しています:

  1. LlamaIndexのOllamaモジュールをインポートします。
  2. Gemma 2モデルを指定してOllamaオブジェクトを初期化します。
  3. completeメソッドを使用して、モデルに文章の生成を要求します。
  4. 生成された文章を表示します。

まとめ

Google Gemma 2は、高性能で効率的な言語モデルであり、Ollamaを通じて簡単に利用できます。さらに、LangChainやLlamaIndexなどの人気のあるツールと組み合わせることで、さまざまな自然言語処理タスクに活用することができます。

初心者の方でも、この記事で紹介したコード例を参考にしながら、Gemma 2を使った開発を始めることができます。必要なパッケージをインストールし、提供されたコード例を試してみてください。実際に体験することで、Gemma 2の力を実感できるはずです!

参考サイト

Google Gemma 2 · Ollama Blog
Gemma 2 is now available on Ollama in 2 sizes - 9B and 27B.

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