Windows環境でClaude Desktop + GitHub MCP Serverを使ってサンプルリポジトリを作成する方法

API連携

📝 概要

この記事では、Windows環境でのClaude DesktopのModel Context Protocol (MCP)を使用して、GitHub APIと連携し、サンプルリポジトリを作成する方法を解説します。GitHub MCP Serverを活用することで、Claudeから直接GitHubの操作が可能になります。

🔑 前提条件

  • Windows 10/11
  • PowerShell 7.4以上
  • Node.js と npm がインストールされていること
  • Claude Desktopがインストールされていること
  • GitHubアカウントを持っていること

🛠️ セットアップ手順

GitHub Personal Access Tokenの取得

  1. GitHubの設定画面から「Developer settings」→「Personal access tokens」に移動
  2. 「Generate new token」をクリック
  3. 以下の設定を行う:
    • リポジトリアクセス範囲の選択(Public/Private/Selected)
    • repoスコープの選択(プライベートリポジトリの場合)
    • パブリックリポジトリのみの場合はpublic_repoスコープを選択
  4. 生成されたトークンをコピー(ghp_で始まるトークン)

GitHub MCP Serverのグローバルインストール

PowerShellを管理者権限で開き、以下のコマンドを実行します:

npm install -g @modelcontextprotocol/server-github

インストールが成功すると、以下のような出力が表示されます:

changed 31 packages in 10s

4 packages are looking for funding
  run `npm fund` for details

Claude Desktop設定ファイルの編集

%APPDATA%\Claude\claude_desktop_config.jsonに以下の設定を追加します:

{
  "github": {
    "command": "node",
    "args": [
      "C:\\Users\\<ユーザー名>\\AppData\\Roaming\\npm\\node_modules\\@modelcontextprotocol\\server-github\\dist\\index.js"
    ],
    "env": {
      "GITHUB_PERSONAL_ACCESS_TOKEN": "ghp_XXXXXX"
    }
  }
}

重要:

  • <ユーザー名>を自分のWindows ユーザー名に置き換えてください
  • ghp_XXXXXXを実際に取得したGitHub Personal Access Tokenに置き換えてください

💡 主な機能

GitHub MCP Serverは以下の主要な機能を提供します:

  • リポジトリの作成・管理
  • ファイルの作成・更新
  • ブランチの自動作成
  • プルリクエストの作成
  • イシューの管理
  • リポジトリの検索

🚀 活用例:サンプルリポジトリの作成

以下の手順でサンプルリポジトリを作成し、READMEファイルを追加できます:

  1. リポジトリの作成
  2. READMEファイルの作成
  3. 変更のコミット

利用可能な主なAPI機能

  • create_repository: 新規リポジトリの作成
  • create_or_update_file: ファイルの作成・更新
  • push_files: 複数ファイルの一括プッシュ
  • create_branch: 新規ブランチの作成
  • create_pull_request: プルリクエストの作成

⚠️ Windowsでの注意点

  1. パスの指定

    • Windowsのパス区切り文字は\を使用
    • JSON内では\\とエスケープする必要がある
  2. PowerShell権限

    • npmのグローバルインストールには管理者権限が必要
    • 実行ポリシーの確認と設定が必要な場合がある
  3. 環境変数

    • Windowsユーザー名を正しく設定
    • パスに日本語が含まれていないことを確認

🔗 参考リンク

まとめ

Windows環境でGitHub MCP Serverを使用することで、Claude DesktopからGitHubの操作を効率的に行うことができます。適切な設定と注意点を守ることで、Windows特有の問題を回避しつつ、安全かつ効果的にGitHub操作を行うことができます。

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