Roo-ClineでMCPサーバーを自動設定した話 🚀【exa-mcp-server編】

AI開発

はじめに

Roo-Clineの便利な機能の1つに、プロンプト1つでGitHubからMCPサーバーをダウンロードして設定までを自動で行える機能があります。今回は実際にexa-mcp-serverを導入した際の体験を共有したいと思います。

実行環境

  • OS: Windows
  • Roo-Cline: 最新版
  • VSCode: 最新版

プロンプトと実行結果

入力したプロンプト

https://github.com/exa-labs/exa-mcp-server.git のMCPサーバーを導入して

Roo-Clineの応答と実行プロセス

  1. まず、Roo-Clineはタスクを分析し、以下のように計画を立てました:

    必要なステップ:
    - リポジトリのクローン
    - 依存関係のインストール
    - ビルド
    - MCP設定ファイルへの追加
  2. リポジトリのクローン実行:

    cd C:\Prj\MCP && git clone https://github.com/exa-labs/exa-mcp-server.git
  3. 依存関係のインストールとビルド:

    cd C:\Prj\MCP\exa-mcp-server && npm install && npm run build
  4. 設定ファイルの更新:

    • MCP設定ファイル(cline_mcp_settings.json)の読み取り
    • exa-mcp-serverの設定を既存の設定と同じフォーマットで追加
    • 変更の保存

コスト分析

実行にかかったコストの内訳:

  • トークン使用量:
    • 初期プロンプト: 20トークン
    • 全体の処理: 1.6kトークン
  • キャッシュ使用量:
    • 追加: +44.8kトークン
    • 合計: 58.3kトークン
  • API総コスト: $0.2093

Roo-Clineの優れた点

  1. 自動タスク分析

    • 必要な手順を自動で特定
    • 依存関係の把握と順序付け
  2. エラーハンドリング

    • 各ステップでの実行確認
    • 問題発生時の適切な対応
  3. 設定ファイルの自動管理

    • 既存設定の読み取り
    • フォーマットに沿った設定追加

まとめ

たった1行のプロンプトで、Roo-Clineは:

  • GitHubからのクローン
  • 依存関係のインストール
  • ビルドプロセスの実行
  • 設定ファイルの更新
    を自動で完了させました。

コストは約$0.21と、手動での設定時間を考えると非常に効率的な投資だと言えます。

Tips

  • VSCodeの再起動で新しい設定が反映されます
  • 設定ファイルは自動的にバックアップされます
  • エラー発生時は自動でロールバックされます

参考リンク

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