はじめに
Oasis Sync v0.3.3をリリースしました。このアップデートの最大の目玉は、変更があったMarkdownファイルのみを自動でQiitaに投稿・更新するGitHub Actionsワークフローの追加です。これにより、コンテンツ管理の効率が大幅に向上します。
主な変更点
- Qiitaへの差分公開ワークフローを追加:
git diff
を利用して変更があった記事のみを検出し、自動でQiitaに公開する仕組みを導入しました。 - コンテンツの整理: 過去のリリースノート記事を追加し、古くなった、あるいは重複した記事ファイルをリポジトリから削除しました。
- メタデータ自動更新: ボットにより、各記事のフロントマター(Zenn & Qiitaメタデータ)が自動で更新されました。
技術的な詳細
新機能
Qiitaへの差分自動公開ワークフロー
今回のリリースで、.github/qiita/publish.yml
に新しいGitHub Actionsワークフローを追加しました。
このワークフローは、git diff
コマンドを使って前回のコミットから変更があったMarkdownファイル(public/*.md
)を特定し、Qiita CLI (npx qiita publish
) を通じて自動で投稿・更新します。
主なメリット:
- 効率化: 変更のない記事に対して不要なAPIリクエストを送ることを防ぎます。
- 高速化: 差分のみを処理するため、ワークフローの実行時間が短縮されます。
- 確実性: 手動での公開漏れやミスを防ぎ、変更が確実に反映されます。
改善点
コンテンツの拡充と整理
- v0.3.2およびv0.2.4のリリースノート記事をOasis, WordPress, Zennの各プラットフォーム向けに追加しました。
- リポジトリ内に存在した古い、あるいは重複した記事ファイルを削除し、コンテンツの整合性を高めました。
メンテナンス
oasis-sync[bot]
が各記事のフロントマターを自動更新し、メタデータ管理を効率化しました。- フロントマター内の不要なクォーテーションを削除し、コードのクリーンアップを行いました。
まとめ
Oasis Sync v0.3.3は、特にQiitaへのコンテンツ展開を自動化する上で大きな一歩となるリリースです。差分検知による効率的な公開ワークフローは、今後の運用をよりスムーズにします。
機能 | 詳細 |
---|---|
🚀 Qiita差分公開 | git diff を利用し、変更があった記事のみを自動でQiitaに投稿・更新するワークフローを追加しました。 |
📚 コンテンツ整理 | 過去のリリースノートを追加し、不要なファイルをクリーンアップしました。 |
🔧 自動メンテナンス | ボットによるフロントマターの自動更新とコードの微修正を行いました。 |
📚 参考リンク
- GitHub Repository: Sunwood-ai-labs/oasis-sync
- Release Page: v0.3.3 Release
- Compare URL: v0.3.2...v0.3.3
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